注文住宅を建てるには、土地、建物の購入費用のほかに、諸費用がかかります。諸費用と聞くと、微々たる金額という印象を受けるかもしれませんが、意外と大きな金額です。購入当初から頭に入れておかないと、最低限現金で準備するお金もない、ということになります。注文住宅の成約価格が大きな金額ですので、それに比例して諸費用も高くなります。

しかし中古住宅よりは安いのが一般的です。中古住宅は物件価格の10%程度、新築住宅は5%程度が一応の目安です。ただこれもあくまでも目安です。土地の取得方法や、不動産会社によっても異なります。

具体的には登記費用や税金、手数料などです。住宅は大きな財産ですので、車と同じように所有するには税金がかかります。登記費用は、その不動産が誰のものかを明確にするものであり、税金の一種です。登記手続きは面倒なので、専門家に依頼するのが普通です。

このため専門家に支払う報酬も発生します。これも諸費用と考えることができます。5000万円の注文住宅だとすると、5%で250万円です。最低でもそれくらいはかかります。

家具や家電などの購入費用を残しておくとすると、結構な負担になる額です。もしも現金で用意できない場合は、住宅ローンに組み込む必要があります。しかし注文住宅は、融資を申し込む時点で正確な金額だ出しにくいこともありますので、充分に余裕をもった現金を手元に残しておくのが賢明です。そもそも物件価格の8割程度しか融資しない銀行が多いことも覚えておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です